未経験からWebマーケティング支援会社へ転職する方法

ここ数年でWebマーケティングに注力する企業が増えてきました。

※Google Trendsより「Webマーケティング」の検索動向を引用

最近では、デジタル技術の発展により、オンライとオフラインを切り分けてマーケティングを行うのではなく、オンラインが前提でマーケティングを考える形が増えております。今後はさらに、デジタル技術の発展によりオンラインとオフラインの棲み分けもなくなるでしょう。

このようにマーケティングの手法が多岐にわたってきた結果、最近ではマーケティングを職種として募集する会社も増えてきました。実際に私もWebマーケティングの支援会社で働いており、知人の会社でもマーケティングができる人材を多く求めております。

そこで今回は、私の経験や業界の状況から、未経験からWebマーケティング支援会社へ転職する方法をお伝えします。

ちなみにここで定義する「Webマーケティングの支援会社」とは、いわゆる広告代理店やSEOの支援会社のことを指します。自社のマーケティングではなく、他社のマーケティング支援をやっている会社です。

 

最初は誰しもが未経験

私もそうでしたが最初は誰しもが未経験です。

なので未経験でもWebマーケティングの支援会社に入社することは可能です。

ただ、冒頭で述べたとおり、マーケティング職を目指す学生や社会人が増えた影響で、以前に比べて未経験で入社するハードルは高くなっております。もちろん、募集している会社で難易度は変わりますが。

ざっくりと、未経験でもWebマーケティングの支援会社に入社する方法を洗い出してみました。

①未経験者でも募集している会社を探す
②スクールに通う
③サイトを立ち上げて運用する
④完全に独学のみ

主にこの4つが挙げられます。

順番に説明していきます。

未経験者でも募集している会社を探す

まず一番最初に行うこととして未経験者でも募集している会社を探しましょう。

「何いってんのお前?」

「当たり前じゃん」

そう思われる方も多いと思いますが、まずは自分の目で未経験者でも募集している会社を探してみることをおすすめします。いきなりGoogleで「未経験 Webマーケティング」と検索しても、スクールなどの情報しか出ないので、転職サイトから探すのがオススメです。

特にオススメなのが、以下の転職サイトです。

IT/Web業界の求人・中途採用情報に強い転職サイトGreen(グリーン)
登録すれば人事担当者から直接スカウトを受け取れます。企業とチャット形式でカジュアルにやり取りでき、全てがスマホで完結。隙間時間でキャリアチェンジを実現できます。

まずはIT系を求人を多く取り扱っているGreenです。

特徴としては、IT系の職種で幅広く求人を募集しており、「Webマーケティング」という括りだけではなく、「マーケ・広告宣伝・販促・PR」「Webコンサルタント・SEO・SEM」など職種を細かく分類している点です。近年では、マーケティングといっても多岐にわたるので、時代に合わせた形でサイトを構築しています。

最近ではベンチャーや中小企業だけではなく、大手企業でも積極的に求人を募集しています。

Wantedly(ウォンテッドリー)「はたらく」を面白くするビジネスSNS
Wantedlyは、運命のチームや仕事に出会えたり、人脈を広げ、ビジネスの情報収集に使えるビジネスSNSです。

次はWantedlyです。

転職サイトに見られる給与の記載を原則として禁止しております。給与よりも会社のビジョンやカルチャーに共感して、いきなり面接という形式張った形ではなく、「話を聞きに行きたい」という応募者の最初のハードルを軽くしているのが特徴です。

採用担当者から会社のの話を聞いて、本採用へ行くかどうかを決めることができます。リリース当初からベンチャー企業の求人が多く、最近ではマーケティング職を求める企業も増えてきました。

YOUTRUST | 日本のキャリアSNS
YOUTRUST(ユートラスト)は友達とつながりプロフィールを埋めるだけで、スタートアップ企業などから転職・副業のスカウトが届く日本のキャリアSNS。コミュニティ・投稿等の機能を通じて、新しいつながり作りや、キャリアに役⽴つ情報を集めること...

最後に紹介するのはYOUTRUSTです。

2021年9月時点では一番ホットな転職サイトではないでしょうか。YOUTRUSTを「転職サイト」と位置づけるのは正直微妙ですが、一言で表現するなら「キャリアのSNS」です。

自分のキャリアをプロフィールに記載することで、スカウトを貰えるチャンスが広がります。サービスをリリースしたのが、GreenやWantedlyに比べて最近であり、「キャリアのSNS」という位置づけから、本格的に運用を始めた会社もまだまだ少ない状況です。

逆にここが狙い目で、GreenやWantedlyでは見つけられない勢いのある会社を探し出す可能性が高いです。特に新しいポジショニングでサービス展開をしているYOUTRUSTには、試験的に導入している会社の多くは、常に新しいことにチャンレンジしている会社が多い特徴があります。

スクールに通う

完全に未経験だと、面接をしても会話にならないことが多いため、ある程度は業界について勉強することが必要です。その上で、Webを学べるスクールに通うことも、未経験でWebマーケティング支援会社に就職する1つの手段として覚えておくこともアリでしょう。

スクールに通うメリットとしては以下、2点が挙げられます。

①一緒に学べる同士や指導してくれる講師がいるので挫折しづらい
②横の繋がりが増える

特に②の横のつながりに関してはWeb業界はかなり重要です。Web業界は特にセミナーやイベント、メディアを運営している会社が多く、他の業界と比較しても横の繋がりを強く感じます。

なので、業界に入ってすぐに横の繋がりを感じなくても、経験を重ねていくと「あのときの〇〇さん!?」といった形で仕事をもらえたり、スカウトをもらったりすることが増えてきます。

もちろん、お金を払ってスクールに通うことになるので、友達作りといったら聞こえは悪いですが、Web業界の知り合いをゼロから作りに行くというだけでも十分に投資対効果を得られる可能性はあります。

逆にデメリットとしては以下が挙げられます。

①お金が発生する
②会社によってはスクールを通っていることを評価しない

①は言葉の通りなので、②に関して説明します。スクールが就職支援しているケースもありますが、就職は自分で行う場合、面接で「Webマーケティングのスクールに通っていました!」と自信満々に話しても、相手に評価されるとは限りません。

極論をいうと、スクールはあくまでもスクールでしかなく、実践を積んでいるわけではないので、会社によってはいくら未経験でスクールに通ったとしても、アナタが想像している以上に評価されないケースがあります。

とはいえ、スクールを通っていることを評価してくれる会社を探すのはナンセンスで、たとえ評価されなくても「今は〇〇を独自で勉強しています!」と伝えることで、面接官から「この人は本気だ、やる気があるな」と思われる可能性もあります。

あくまでもスクールに通ったことに満足せずに、スクールはWebマーケティングを学ぶキッカケとして位置づけておきましょう。

独学でアフィリエイトやブログを立ち上げる

完全に未経験でもアフィリエイトやブログで稼ぐことから始める人も多くいます。

実際に収益を上げることがベストすが、仮に失敗してもサーバー代が数千円程度発生するくらいで、スクールに比べると少ない投資で済みます。もちろん、アフィリエイトやブログを学ぶにあたっての書籍やPCの費用はかかってきますが。

アフィリエイトやブログを始めるメリットとして以下が挙げられます。

①Web集客全般を実践して理解できる
②負担費用がほとんどない

私の知り合いにも、ブロガーから未経験でWebマーケティングの支援会社に就職した人が何人かいます。ブログなどのWeb集客もWebマーケティングの一部なので、即戦力として活躍は期待されずとも、業界や手法などの基礎知識があるだけでも有利になります。

「誰に向けて?」「どうすればユーザーが増えるか?」など根本を考えることは変わらないので、何もしないよりかは、独自で勉強してブログを運営する人の方がやる気を感じてもらえるでしょう。

逆にデメリットとしては以下2点です。

①独学する能力が必要
②成果が出るまでに半年はかかる

アフィリエイトやブログ運営はどうしても瞬発力がなく、成果が出るまでに時間がかかります。よく言われているのが成果が出るまでに半年などかかるため、そこまで根気よくやれるかが肝です。

なので、そこまでやり切ってる人は成果が出ないにしても、やる気やポテンシャルを感じてもらえることがあります。

完全に独学のみ

ブログ運営ではなく、独学のみの方法もあります。

いわゆる書籍やサイトを見て勉強する形です。

書籍だけではなく、Googleの公式サイトでは資格を儲けてスキルを取得することもできます。

Google デジタルワークショップ : Google
コーディングから AI に至るまで、デジタルスキルのすべてを網羅して学べるオンラインコースで、キャリアアップやビジネスの成長を目指しましょう。
Google 広告の認定資格について - Google 広告 ヘルプ
Google 広告の認定資格は、Google 広告に関する基礎および上級レベルの知識を持った個人に Google が授与するプロフェッショナルの認定基準です。 こ

独学のみのメリットとしては以下2点です。

①費用がかからない
②独学のペースを掴める

②に関してですが、どうしてもこの業界はアップデートの頻度が激しく、半年前に当たり前だった手法が今では使えないなんてことはザラにあります。なので、私も現在進行系で学ぶことをやめず、常に新しい情報を追いかけていく必要があります。

そこに耐えられるかも、Webマーケティングを続けていく人の特性となるので、自分で書籍やサイトを毎日見続けて「勉強する癖」を付けておくことをおすすめします。いずれにせよ、自身で勉強するのは大前提であり、スクールに通っただけ、アフィリエイトやブログをやっているだけではダメなんです。

独学のデメリットとしては以下があります。

①自走力がないと厳しい
②理解できない内容の解決策を探れない

独学はまさに自分との戦いになるので、誰も助けてはくれません。費用はかからないけど、ゴールが見えないのに自力で学び続けないと行けないので少々辛いこともあります。

さらに、理解できない内容を気軽に聞ける仲間もいないので誤った解釈をしても気づかないリスクもありあす。ただ、無事に入社すれば社員から正しい知識を教えてもらうこともできるので、わからないことが出た場合は地道に理解できるまで粘ることをおすすめします。

完全未経験での入社に関して

改めて、Webマーケティングを完全未経験での入社は可能かどうかをお話します。結論、可能ではあるのもの、冒頭で述べたとおり、近年はマーケティング職が人気になり、完全未経験は新卒しか採用していないところが多くなりました。

しかし、可能性はゼロで貼りません。

私も完全未経験からWebマーケティングの職種に就きました。しかし、最初からWebマーケティングを学びたかったわけではなく、入りたかった会社がWebマーケティングをやっていただけなので少し特殊かもしれません。

仮に入社したい会社があり、完全未経験では厳しいと判断しても、別の会社で完全未経験から入社できるチャンスがあれば飛び込むべきです。そこで給与や待遇が悪くても修行期間と思ってスキルを身に着けて、最終的に入りたかった会社へ経験者として転職することも視野に入れておきましょう。

まとめ

今回は未経験でWebマーケティングの支援会社へ転職する方法をご紹介しました。

まとめると以下のとおりです。

①未経験者でも募集している会社を探す
・IT系のベンチャー企業が多い転職サイト
https://www.green-japan.com/mypage01?case=tlogin
・カルチャーを重視した転職サイト
https://www.wantedly.com/projects
・キャリアのSNS「YOUTRUST」
https://youtrust.jp/friend_candidates

②スクールに通う
メリット
・一緒に学べる同士や指導してくれる講師がいるので挫折しづらい
・横の繋がりが増える

デメリット
・お金が発生する
・会社によってはスクールを通っていることを評価しない

③サイトを立ち上げて運用する
メリット
・Web集客全般を実践して理解できる
・ 負担費用がほとんどない

デメリット
・ 独学する能力が必要
・ 成果が出るまでに半年はかかる

④完全に独学のみ
メリット
・ 費用がかからない
・ 独学のペースを掴める

デメリット
・ 自走力がないと厳しい
・ 理解できない内容の解決策を探れない

いずれにせよ、完全未経験で入社する場合は努力は必要です。

マーケティング職は増えているとはいえ、多くの企業では入社してもゼロから研修して育てていくといった余裕がありません。だからこそ、未経験でも努力して自分で成長し続けられるのかが大きなポイントとなります。

応援しています。

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