【全3選】元お笑い芸人が会社員として働く苦悩

実際に働いてみると「なんか違うなぁ~」と感じることは、経歴なしから会社員として働いた人じゃなくても、一般的に会社員が転職したらよくあることです。

働く前段階として一番恐れているかもしれません。

それを防ぐのは、経歴なしから会社員として働く際に起こりうる苦悩を事前に知っておくこと。さらに、その苦悩の対処方法をあらかじめ認識しておくことで、すぐに対応できる体制を整えておくことが必要となります。

今回は、私が経験した経験した元お笑い芸人から会社員として働く苦悩と対処法をピックアップしました。これらを事前に把握しておくことで、実際に働いた時にイメージの相違を防ぎ、働くことの楽しさを感じてもらうことが今回の狙いです。

 

 

元お笑い芸人がサラリーマンとして働く苦悩

 

さっそく3つを挙げていきましょう。

  

 ①新人扱いされる
 ②想像以上に仕事ができない
 ③先が見えなくなる

 

これだけ見ると、

「いやいや、当たり前だろ!」

と思うものから、

「これホントにそうか?」

と思う意外なものまであるかもしれません。

 

しかし、現に会社員を始めると最初にぶち当たる壁です。

お笑い芸人時代も同じことを感じたはず。

では、1つずつ解説と対処法をご紹介していきます。

 

①新人扱いされる

 

こちらに関しては、年下の先輩がいなかった人は違和感が出てくるかもしれません。

私は高卒の18歳でお笑い芸人を初めて、年下の先輩がいなかったので少々戸惑いました。

同じようにお笑い芸人を若いうちから始めていると「年下の先輩」という存在を感じにくくなります。先輩と後輩の間柄は会社によって違うところもありますが、基本は会社員もお笑い芸人も同じです。

1日でも先にその会社に入った人が先輩になります。

ただ、違う点として、会社員は明確な役職が決まっているので転職して部長になったら、部下が最初から就いている状態になります。また、新卒でも優秀であれば20代の前半で部長になり、年上の部下を持つケースも珍しくありません。

お笑い芸人は先輩と後輩の上下関係は崩れませんが、後輩が先輩よりもエラくなることはありません。

ただし、お笑い芸人に部長など上下関係の役職がないため、会社員で年下の先輩がいるのは少し違和感が出てくることがあるかもしれません。

 

じゃあ、ここの違和感はどうすればいいか?

結論、結果で見返すしかありません。

会社員というのは出世があります。

出世すれば先に会社に入った社員よりもエラくなります。

未だに年功序列の会社はありますが、実力さえあればその会社では平社員でも転職してマネージャーや部長クラスなどに役職を上げることも可能です。

とにかく実力を付けて立場を逆転させるしかありません。

 

想像以上に仕事ができない

 

仕事ができないのは、アルバイトから正社員になった場合を除いて、多くの場合は未経験職で且つ経歴なしからの就職だから仕方がありません。

一度、会社員として働いていれば(経歴あり)、例えばExcelやPowerPointなどの資料作成、ビジネスプレゼンテーションなど未経験の業界でも汎用的なスキルは活かせます。

しかし、経歴なしになると、新卒を育てるみたいな覚悟が企業側にも必要となります。

さらに厄介なのが、就職して働き始める際に「自分はこれくらいはやれるだろう」と過信してしまうケースです。

一言でいうならプライドが邪魔をする。

自信を持つことは良いことですが、いかんせん実力不足でその自信が邪魔になります。

自信が高ければ高いほど心が折れて挫折しかねません。

 

なんで俺はここまで仕事ができないんだろう。。。

 

新卒がそのように感じるのは少し可愛げがありますが、お笑い芸人を辞めたいい大人が今更そんなこともわかっていないと周囲も気の毒に感じるでしょう。

周囲の人間からすると、

手助けしたいけどプライドを傷つけてしまうんじゃないか?

そんな心配をされます。

 

しかし、そう感じさせてしまうと終わりです。

じゃあ、このプライドはどう対処すればいいか?

結論、わからないことは自分から積極的に聞きに行くことです。

言葉にすると簡単ですが、これがなかなか難しい。

 

あの人はいま忙しそうだな。。。

こんなことを聞くと馬鹿にされそうだな。。。

これって聞くほどのことかな。。。

 

そんな感情を抱く暇があったらとことん自分で調べて、先輩に聞き出しましょう。

もしかしたら、最初のうちは影で笑われるかもしれません。

僕も現に年下の先輩から「アイツは要領が悪い」と影で言われ、プライドをズタズタにされました。

それでも結果を出すために、とにかく自分で調べて周囲に聞いて、少しでも成長のキッカケになることには積極的にチャレンジしていきました。

 

チャンスがあれば自分で手を挙げる。

とにかく打席に立つ。

結果を出していくと周囲の目が変わります。

「こんなことも知らないのかよ」

と影で言われていたことも結果を出し続ければ、

「知らないことを積極的に聞いて回ってすごい」

という尊敬に変わります。

とにかく、知らないことを恥じないこと。

知らないことを知らないままにすることを恥じること。

これにつきます。

1日1日の積み重ねしかありません。まずは、昨日よりも衰退しないことを1日の目標として、それを毎日続けると成長スピードは一気に加速します。

 

 

先が見えなくなる

 

お笑い芸人を始める際は、一旦の目標としてお笑い芸人の収入だけで食べていけることを目指していた人が多いのではないでしょうか。

しかし、会社員になると最初から食べていけます。

多くの場合、アルバイトの収入よりも高い給料がもらえるので安心します。

 

しかし、お笑い芸人だと次のフェーズで「テレビ番組のレギュラーを持つ」という目標を立てられますが、就職すると周囲にお笑い芸人から会社員としてステップアップするモデルケースがなく、徐々に先が見えなくなることがあります。

そして、毎日に充実感を得られれなくなり、会社を辞めてフリーターになってしまう。

それは非常にもったいない!!

断言しますが、

会社員として働くことは想像以上に楽しいです!!

社畜みたいに思われるかもしれませんが全く違います。

なぜ、私が会社員として働くことが楽しいのか理由はいくつかありますが、大きな理由の1つとして会社員で目指す目標を立てているからです。

例えば、今はネット広告を専門職として働いているので、

「より専門性を身に着けていつでも転職や独立できる状態でいる」

といったことが私の今の目標です。

また、会社というのは決算というものがあります。

会社としての成績表みたいなものです。

ざっくり説明すると、会社の収支を計算してその年は黒字だったのか赤字だったのかを集計します。

多くの会社ではこの決算月を軸に会社としての目標を立てています。

それを元に個人の目標を立てていきます。企業によって評価の仕組みは異なりますが、多くの場合は1年間でアナタ自身がどれだけ成長していたいかの目標を掲げ、1年たった後に上司と振り返るパターンが一般的です。

そのような形で会社が決めた目標設定の方法に準じて目標を掲げるのもいいですし、もっと細分化して四半期(3ヶ月)で目標を掲げるのもありです。

ここで重要なポイントは、すぐに達成できる小さな目標を立てて、達成し続ける「達成グセ」をつけることです。

1年後の目標は少し遠すぎるので、例えば1日単位に落としたときに「今日は目標達成のために何をすべきか」という具体的な行動がイメージできません。

そのあたりは別途、「目標の立て方」について解説する記事を書きます。

または一番おすすめなのが直属の上司に相談することです。

上司は多くの場合、その会社で活躍できた人なのでどういう風に目標を掲げて達成できたのかを自分でも理解できています。まれに、それすらわからずがむしゃらにやり尽くして結果的に出世した人もいますが。

相談した上で参考にできそうであれば活用してみましょう。

 

まとめ

 

今回は元お笑い芸人が会社員として働く苦悩をご紹介しました。

まとめると以下の通りです。

 

①新人扱いされる
・とにかく結果を出す

②想像以上に仕事ができない
・わからないことは積極的に聞く

③先が見えなくなる
・小さな目標を達成し続ける達成グセをつける

 

とはいえ、今回の内容を実際に働く前に把握しておいたとしても、最初のうちは辛いことが多いでしょう。

何か苦しいと感じた時、このブログをまた見に来ていただければと思います。

少しでもアナタの心のよりどころになれば。

ともに頑張りましょう。

応援しています。

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