【履歴書テンプレート】元芸人の職歴なしの履歴書講座

社会人経験なしで就職先を見つける最初の壁は書類選考です。

これは避けて通れません。

就職する際は絶対に通過する壁です。

お笑い芸人は社会的に経歴として認識されておらず、いわゆる「経歴なし」に分類されます。

アルバイトの面接とはわけが違うので想像以上に厳しいことは覚悟しておいてください。

しかし、厳しいのは確かですが不可能ではありません。

現に私も含めてお笑い芸人から会社員として普通に働いている方は多くいます。

大丈夫です、ちゃんと働けます。

今回は僕の経験も踏まえて、経歴なしでも職務経歴書を突破する方法をお伝えします。

職務経歴書は「履歴書」と「職務経歴書」の2つを用意する必要があります。

履歴書とは:学業や職業の経歴などの状況を記した書類

職務経歴とは:過去の仕事や成果について記載した書類

今回は履歴書について解説していきます。

 

50社は落ちて当然

 

大前提として「経歴なし」は基本的に相手にされません。

企業側は将来の戦力になってくれる人材をお金を使って探しています。

会社によりますが一般的に1人を採用するのに発生するコストは100万円~150万円と言われています。

つまり、アナタを採用するのに150万円の価値があるのか?

ということです。

なので、採用担当者は失敗するわけにはいかず、どうしても経験豊富な人材や未経験でもポテンシャルが高そうな若い人へ最初はプローチしていきます。

これは、当然の流れでどうしようもできません。

なので、「経歴なしだと書類選考で落ちることは当たり前」だと思っておきましょう。

書類選考で落ちたことにいちいち気にかけていたらあとが持ちません。

「書類で落とすなんて俺の魅力を知らないなんてもったいない!」

そのくらいの勢いで応募した企業がダメだったら次へ進みましょう。

 

履歴書でボケない

 

絶対に書類でボケないでください。

最大のポイントは「芸人でもちゃんとしているんだ」と思わせることです。

そもそも、元お笑い芸人は他の候補者には絶対にいないので目立ちます。

しかし、少しでも書類の書き方で不備や気に触ることがあれば一発で弾かれると思っておきましょう。

なので、履歴書はボケずにちゃんと書く必要があります。

ボケて他の応募者と差別化を図るのではなく、「元お笑い芸人」というだけで十分に差別化はできるので安心してください。

「元お笑い芸人」だけでも十分にボケているのに、わざわざ履歴書でボケると二重ボケです。

ツッコミが必要になります。

さらに、書類なのでボケは伝わりません。

確実にスベります。

学歴・職歴は空欄NG

学歴には最後に卒業した学校の卒業した年だけでOKです。

「経歴なし」でもお笑い芸人の経歴は書いておきましょう。

イメージです↓↓↓

入所した養成所や所属した芸能事務所を書きましょう。

空欄は絶対にNGです。

単に何もやっていない人間だと認識されて詳しい内容も見られずに終了してしまいます。

「よしもと所属」だったらお笑い芸人だと認識されますが、失礼ながらニッチなお笑い芸能事務所だったら「〇〇事務所(お笑い芸人として)」と入れておくのがベターです。

ここのポイントは、お笑い芸人だったということを真面目に伝えることです。

元お笑い芸人ということで採用担当者に興味を持ってもらいます。

学歴・職歴に関しては、そこだけ押さえていればOKです。

フリーだったら「フリーランス(お笑い芸人として)」と記載しておきましょう。

 

志望動機は箇条書きで端的に

 

基本的に採用担当者には時間がありません。

ほとんどの人がじっくりと書類を眺めているわけではないでしょう。

会社によっては毎月数百を送られてくる書類に目を通す必要があるので、ある程度みておくポイントは絞られてきます。

なので、履歴書で注意すべき点は「志望動機」の記入欄。

ここも「学歴・経歴」と同様に空欄はNGです。

見やすいように箇条書きにしておきましょう。

「①●●●です」みたいなイメージです↓↓↓

ここは適当に書くとバレます。

相手は月に数百の採用選考書類を見分けるプロです。

適当かどうかは直ぐにバレます。

ただでさえ、「元お笑い芸人で経歴なし」というハンデがあるのに、適当さがバレるとマイナス2点になり、一発退場となる可能性が高まります。

なので、魂を込めて志望動機を書き上げましょう。

とはいえ、履歴書に記載できる志望動機の記入欄は少ないので注意が必要です。

そこで、魂を込めた志望動機は職向け歴書で書き、端的にまとめたものを履歴書に記載しましょう。

履歴書はあくまで職務経歴書を見てもらえるための序章というイメージでいてください。

M-1で例えると、履歴書が1回戦なら、職務経歴書が2回戦です。

まずは1回戦を突破するためにやれることはやり尽くしましょう。

少しでも職務経歴書を見てもらえるために、志望動機の最後に「※詳細は職務経歴書をご覧ください」を記載するとベストです。

嫌でも職務経歴書へ目が行きます。

 

本人希望記入欄は最後のたたみかけ

 

履歴書の最後に記入する「本人希望記入欄」は空欄にしがちですが、ここも空欄はNGです。

埋めれるところはもれなく埋めておきましょう。

本来であれば給与、職種、待遇など希望する内容を書きます。

しかし、繰り返しますが経歴なしの元お笑い芸人は他の応募者に比べてハンデがあります。

出せるアピールは出し尽くしましょう。

ここでは会社員として働く覚悟を見せるのがベストです。

私は過去、このような文章を書いていました。

最初に就職できた企業ではこの文章が好印象だったそうです。

「元お笑い芸人なのに真面目でちゃんとしているな」

と思っていただけたみたいでした。

ポイントは、「お笑い芸人で挫折したけど現実を受け止めて努力する」ということ。

これがいわゆる素直さ。

自分からいうのも変な話ですが。。。

年下の先輩であろうと関係なく、学べそうなことはスポンジのように吸収していくポテンシャルを見せましょう。

 

まとめ

 

今回の内容をまとめると、、、

①50社は落ちて当然という気持ちで挑む

②履歴書ではボケずに堂々と芸人の経歴を書いていく

③履歴書に書く志望動機は箇条書きで端的に

④本人希望記入欄は魂を込めて採用担当を引きつける

そして、重要なので繰り返しますが、

最大のポイントは「お笑い芸人なのにちゃんとしているな」と思わせることです。

絶対にボケてはいけません。

ボケではなくふざけていると思われて終わりです。

真面目に愚直に働く意思を見せましょう。

ご参考までに履歴書のExcelとPDFを貼り付けておきます。

ぜひご活用ください。

 

※履歴書_書き方事例

※履歴書PDF_書き方事例

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