どうも。
元お笑い芸人の神谷(カミヤ)と申します。
現在、東証一部上場企業にてWebマーケティングの仕事をしております。
このサイトでは僕の経験も踏まえて、お笑い芸人や役者、ミュージシャンなど芸能界で活動していたけど、辞めた後にどうすればいいか悩んでいるアナタの道しるべになるような記事を投稿しております。
新しい人生へ大きく一歩踏み出す、いわばアナタの応援隊長として、アナタが新たな幸せを手に入れられるまで、できる限りブログという形でご支援できればと思います。
前回は「会社員でも活かせるお笑い芸人のスキル」について解説しました。
今回は就職活動に向けてさらに具体的な内容となります。
「お笑い芸人のスキルを活かせそうな仕事」を紹介していきます。
「おれ、経歴なしだから就職できるか不安だなぁ…」
そんなことを思っている元お笑い芸人の方は多いのではないでしょうか。
しかし、実はお笑い芸人でやっていたことっていうのはビジネスでもかなり役に立ちます。
実際に僕もお笑い芸人をやっていてよかったと思える経験に多く遭遇しました。
今回はそんな僕の経験も含めてご紹介していきます。
共通項を見つけよう
まずは考える訓練から参りましょう。
今回の全体の内容はお笑い芸人と会社員の共通項を探していく作業です。
これは簡単にイメージできるかもしれません。
例えば、特に売れているお笑い芸人なんて共通項を見つけて売れるのが上手だと思います。
例えば、バラエティで活躍する芸人さんもいれば、ドラマに出演したり、ワイドショーでコメンティエーターとして活動する芸人さんも増えてきました。
彼らが抜群に優れている箇所は共通項を見つけ出す力です。
- 舞台上で演じてきたコントの間やテンポ、表情の作り方などをドラマで活かす
- 相手を引きつける話術と声のトーン、話の入り方でコメンティエーターとして活躍する
どれも、お笑い芸人の点のスキルと役者やコメンティエーターの点のスキルを線にして繋ぎ合わせて形にしています。
彼らは即座に自分の経験から共通項となるスキルをピックアップして結果を出し続けました。
なので、お笑い芸人とは別の仕事をやってもうまくできる確率がグッと上がります。
お笑い芸人の仕事を分解
ではさっそく、お笑い芸人のスキルについて洗い出していきましょう。
「会社員との共通項のスキルってなんだ?」
といきなり考えるよりも、思いつくお笑い芸人のスキルを洗い出して、その一覧を見ながら客観視して会社員との共通項を見つけていった方が視野が広がります。
まずはお笑い芸人の仕事内容が主にこちら。
- ネタ作り
- ネタ披露
- ライブ出演
- イベント出演
- 番組出演
- 司会/MC
おおよそこのあたりではないでしょうか。
次に、より具体的にお笑い芸人としてやってきたことを洗い出しましょう。
これは仕事でもプライベートでもどちらでも良いです。
- 飲み会の幹事
- 合コンのセッティング
- チケット手売り
- 飲み会で先輩の世話
- 人付き合い
- プロ意識
ざっとですがこのくらいではないでしょうか。
もっと思いつく方は挙げれるだけ挙げていきましょう。
共通項を見つけ出す
いよいよ共通項を見つけ出していきます。
ここまで洗い出せれば、あとは簡単です。
例えば、「ネタ作り」を会社員で使えそうな共通項を挙げていきます。
- 企画書の作成
- 企画書の構成
- プレゼンテーション原稿の作成
- メール作成
- 記事作成
- 広告作成
このあたりで活用できそうです。
ネタ作りやネタ合わせはご経験あるかと思いますが、ネタを完成させる目的はお客さんに笑ってもらうネタを作ることです。
ここを大きく横に展開していきます。
お笑い芸人のお客さんはネタの最中に目の前にいるお客さんですが、会社員のお客さんはクライアントや新規開拓先の担当者になります。
「笑ってもらうこと」が目的じゃなくても、自分のプレゼンテーション(舞台)が相手に刺さるかの準備やポイントは似ていることが多いです。
実際に、会社員になってお客さんと話をしている時に、
「ここが刺さるポイントだな」
「ここを強めに繰り返した方が良いな」
「まだ納得していないから少し説明の仕方を変えてみるか」
など、検証と改善を繰り返して試し試しやっていくことができます。
実はこの作業はお笑い芸人を経験していない会社員だとなかなか難しいんです。
中にはできている方もいますが。
お笑い芸人はお客さんとの空気感を掴むための間やテンポ、企画書の構成(ネタ帳)で一番伝わるポイント、いわば嗅覚に優れています。
実際にやってみるとイメージがつくかもしれません。
なので安心してください。
本当にお笑い芸人のスキルや経験は会社員ですごく役に立ちます。
他にもお笑い芸人の経験が会社員で活きてきそうな内容は以下になります。
- ライブ出演:営業活動、商談、インサイドセールス、
- 司会/MC:会議のファシリテーター、プロジェクト推進、セミナー司会、
- 飲み会での立ち振舞:先輩にお酌をするタイミング、話すタイミング、話を振るタイミング
- チケット手売り:飛び込み営業、テレアポ、その他営業全般
とにかく書き出す
尽きてきたらまた書き出しましょう。
どんどん書き出しましょう。
何でも良いです。
「こんなこと役に立つはずがない」
と思っていることでも案外、役に立つことは多いです。
視野が広がっていないだけで、実は多くのことが会社員で役立ちます。
なので、出し尽くしたと思っても諦めずにどんどんお笑い芸人の経験を書いていきましょう。
ネタ作りやネタ合わせでファミレスやカフェで何時間も粘っていた経験があるアナタなら大丈夫。
自分のことなんてすぐに書き出せるはずです。
まとめ
だんだんとイメージできてきたかと思いますが、実は「経歴なし」というのは履歴書上のことだけで、本当はこれまでに様々な経験をやってきたんです。
それを履歴書と同じように、
「自分は経歴なし」
なんて思うのは非常にもったいない!
さらに、この「共通項を見つける」という作業は、働く上で非常に役立ってきます。
基本的に仕事は新しいことの発見やチャレンジの連続です。
そこで重要になってくるのが過去の経験です。
一見、全くの未経験分野でも実は過去の経験で活かせることは多くあります。
あとはコツさえ掴んでいけばすぐに戦力になるはずです。
日本で働いている多くの人は、他の人と同じように働けています。
勇気を出してお笑い芸人に挑み続けたアナタがその人たちよりも劣っているとは到底思えません。
会社員としての経験が足りないだけです。
ポテンシャルは多く秘めています。
現に私の元お笑い芸人の知人で起業した人、トップセールスマンになった人など多くいます。
本当に元お笑い芸人の方は優秀な方が多いです。
アナタもその一員に加わりましょう。
応援しています。
きっとうまくいきます。