どうも。
元お笑い芸人の神谷(カミヤ)と申します。
現在、東証一部上場企業にてWebマーケティングの仕事をしております。
このサイトでは僕の経験も踏まえて、お笑い芸人や役者、ミュージシャンなど芸能界で活動していたけど、辞めた後にどうすればいいか悩んでいるアナタの道しるべになるような記事を投稿しております。
新しい人生へ大きく一歩踏み出す、いわばアナタの応援隊長として、アナタが新たな幸せを手に入れられるまで、できる限りブログという形でご支援できればと思います。
今回は「職歴なし」のお笑い芸人のやりたいことの見つけ方についてご紹介します。
これに関してはお笑い芸人関係なく、多くの方が悩める事柄ではないかと思います。
ではさっそくいってまいりましょう。
「やりたいこと」は簡単に見つからない
まず、前提から今回の内容を覆すようなことでスイマセン。。。
包み隠さずいうと、そもそも「やりたいこと」なんて簡単に見つかりません。
例えば、テレビの向こうで活躍するタレントやモデル、動画で視聴者を楽しませてくれるYouTuberがすぐに「自分がやりたいこと」に出会っていたのかというといささか疑問です。
そこには「やりたいこと」と「やれること」と「やるべきこと」の大きな障壁があります。
一見、どれも似たようなことに思えますが、実はこの3つ全て全くことなります。
「やりたいこと」とは?
これはいわゆる「夢」というやつです。
アナタが以前抱いていた「お笑い芸人で売れること」がまさにコチラです。
しかし、単刀直入にいうと、やりたいことは実現しましたか?
ひとえに「やりたい!」と強く願っても、実力に劣っていたり、資金難に喘いでいたり、運に恵まれなかったり様々な障壁にぶち当たります。
結果、理想通りにはいかず、結局、諦めてしまう。
もちろん、これが全て悪いというわけではありません。
「やりたいこと」の実現には多くの壁が存在することを認識しておきましょう。
「やれること」とは?
「やりたいこと」の一方で、「やりたいこと」とはいったい何か?
「やりたいこと」よりもワンランクハードルが下がります。
例えば、「やりたいこと」が「お笑い芸人で売れる」ことだったとして、「やれること」は「お笑い芸人で売れる」ということにはならないはずです。
「やりたいこと」にはもちろん実力も必要でしょうが、運やタイミングなど、自分ではコントロールが難しいことが大きく絡んできます。
一方で「やれること」を例にすると、「お笑い芸人になるためにやれること」だったら、
- 養成所に通う
- 新ネタを作る
- エピソードトークを練り上げておく
など、自分でコントロールできる要素が多くなります。
このように、「やりたいこと」と「やれること」は大きく違います。
「やるべきこと」とは
さらに、「やるべきこと」というのは、夢や目標に向かってすぐにでも着手できることです。
例えば、「お笑い芸人で売れるためにやるべきこと」は、
- 必ず受ける鉄板のネタを用意しておく
- モノマネや一発逆を常に準備しておく
など、すぐにできることばかりです。
ビジネスの世界ではよく、Will(やりたいこと)、Can(やれること)、Must(やるべきこと)、という形で区切って、優先順位をつけて行動しています。
ただし、今のアナタは「やりたこと」に燃え尽きた状態です。
すぐに新たな「やりたこと」を見つけるなんて相当難しいと思います。
そこで考えてほしいのが冒頭でもお話した、「やりたいこと」は簡単に見つからない」ということです。
例えば、会社を動かす経営者でも本当に経営をやりたい人っていうのは実はあまり多くなかったりします。
特にWeb系のベンチャー企業では、フリーランスで活動していた方が仕事が増えていき、「いっそのこと法人化した方が法人税とかで個人よりもお得になる」といった具合で起業した方を多く知っています。
当初、彼らにとっての起業は手段でしかなかったのです。
当時の状況は「やりたいこと」ではなく、「やれること」と「やるべきこと」の要素が強かったかもしれません。
しかし、会社を経営していく中で、その楽しさや苦しさを味わい、仲間が増えてやりがいを感じ、いつしか「やれること」や「やるべきこと」が「やりたいこと」へ変化していきました。
結果、モチベーション高く、社員や取引先のために仕事をやることが彼らにとっての「やりたいこと」の実現に繋がりました。
つまり、「やれること」と「やるべきこと」を貫き通したら「やりたいこと」が見えてきたパターンです。
例えば、いまのアナタが本当はやりたかった「お笑い芸人で売れる夢」が絶たれて、どこかの会社に就職でもしようかと思うが、「次にやりたいことがないからわからない」という悩みを抱えていたとします。
ぶっちゃけ、その状態でいいんです。
不安に感じることも多いと思いますが、全然問題ではありません。
むしろ、無理やりやりたことを見つけて、やりながら実はそこまでの熱量を見いだせなかったことに絶望する方が不幸になります。
大切なのは「やれること」と「やるべきこと」の具現化です。
夢中になれて、自分の過去の経験が大いに活きる仕事にしていきましょう。
まとめ
今回は、Will(やりたいこと)、Can(やれること)、Must(やるべきこお)についてお伝えしました。
「やりたいこと」を無理やり見つけるよりも、「やれること」と「やるべきこと」を中心に考えていく。
そして、「やりたいこと」へ引き上げるように目の前のことに熱中する。
多くの場合、最初は乗り気じゃなくても、段々と結果が出ていくうちに楽しくなって、「やりたいこと」へ引き上げられるケースが見られます。
「やりたいこと」が見つからないのは、まだまだ、「やりたいこと」が見つかるほど実力が伴っていないことも考えられます。
実力不足ではなく、まだまだ伸びしろがあるということです。
次回は、「じゃあ、どうすればお笑い芸人の過去の経験から「やりたいこと」「やれること」「やるべきこと」がみつけられるか?についてご紹介します。
もしかしたら、アナタは「やりたいこと」ばかりにフォーカスしすぎて苦しい思いをされているかと思います。
大丈夫です。
世の多くの大人が実は大した「やりたいこと」なんて見つかっていません。
なので、変に焦らず、無駄に考えしぎず、気持ちを穏やかに行きましょう。