どうも、元お笑い芸人の神谷(カミヤ)と申します。
現在、東証一部上場企業でWebマーケティングの仕事をしております。
このブログをご覧いただいているアナタは、
「お笑い芸人を続けようか悩んでいる」
もしくは、
「会社員として今の仕事を辞めようか悩んでいる」
このように自分の現状を少しでも変えたいと思う成長意欲が高い方ではないでしょうか。
そう言われて、
「自分は成長意欲なんて高くない」
と持った方もいるかもしれません。
しかし、悩むことはいいことです。
もっと詳しく言うと、悩みを抱えている人は自分の将来について真剣に考えている証拠です。
特に将来について何もイメージしていなければ悩みなんて存在しません。
なので、今はたっぷりと悩み、自分と向き合って、悩みぬいたその先にいる成長した自分に出会えるよう、今は暗いトンネルの中だとしても、決して考えることを辞めず、悩み抜きましょう。
しかし、注意しないといけないのは、あまりに自分でふさぎこんでしまわないことです。
悩む目的は「未来の自分の幸せをつかむ」ための自分との対話です。
いかにして自分が幸せになれる道を選べるか。
今回は自分のことについて真剣に考えているアナタへ、悩みの暗いトンネルを抜け出す方法をお伝えします。
全体だとボリュームが多いため、前編と後編に分けてご紹介していきます。
お笑い芸人を続けるか、辞めるか、悩んだときに考えたいこと
まず、お笑い芸人を「続けるか」それとも「辞めるか」
この大きな2つの選択肢があるかと思います。
もしくは一旦は活動休止して、もっと考える時間を確保するなど。
何を決断するにしても、それを決断する前段階に何を考えればいいのかをご紹介します。
①今までの自分を褒める
まずは自分を褒めてあげましょう。
「え?どういうこと?」
そう思われた方も多いかと思います。
冒頭でも述べた通り、悩むことは素晴らしいことです。
自分の将来を真剣に考えている証拠です。
まずは、これまでの自分に「お疲れ様、よく頑張ったね」と声をかけてあげましょう。
そして、今の自分に「ちゃんと将来を考えて悩もうとしているね、えらい」
ここでの目的は単なる気休めではなく、最初に「自分を認めること」です。
アナタはここまで本当によく頑張りました。
今から自分とたっぷりと向き合う準備に入りましょう。
②辞めようとした理由を全て洗い出す
自分を褒めたあとは、辞めようと思った理由を全て洗い出しましょう。
できれば、全てを俯瞰して見れるように、紙とボールペンで書いていくことをおススメします。
- 生活が苦しいから
- 先が見えない不安で眠れなくなる
- 愛する人を幸せにするには安定した仕事に就く必要がある
- 相方と上手くいってない(コンビ/トリオ)
- 賞レースの結果がダメだった
思いつく限り、全て洗い出しましょう。
何を決めるにしても、人間には決めた理由が存在します。
辞めようとした理由を洗い出すことによって思考がクリティカルになり、辞めるにしても続けるにしても勢いだけではなく冷静な判断ができるようになります。
③辞めようと思った理由にランクをつけていく
一通り洗い出したら、内容を全て見返して「本当に辞める必要があるのか?」をランク付けしていきます。
わかりやすいようにA~Cでつけていきましょう。
A:辞める理由としてはトップクラス
B:まあまあ考えとしてありえる
C:そこまで辞める理由にはならない
これをやることによって、勢いで思っていたことに対して冷静な判断ができます。
ランクをつけるポイントは、「本当にそうだっけ?」を自分に聞いてみることです。
例えば、「生活が苦しいから」は、一番最初に思ったけど、よくよく考えると、アルバイトをしながら生活はできているから、ランクはBでもいいかも、と冷静になれるかもしれません。
または、「賞レースの結果がダメだった」は1つの区切りとして、10年目に準決勝まで進んでいなければこれからライバルの芸人と戦っても勝てる見込みはないから、ランクとしてはAになるかもしれません。
このように、悩むときは感情的にならずに、いかに冷静になるかが重要です。
だからこそ、自分との対話として心の中にいる自分に聞いてみましょう。
「なぜ?お笑い芸人になったのか?」を振り返ってみる
次の考えとして、「なぜお笑い芸人になったのか?」を思い出してみましょう。
多くのお笑い芸人は、過去に誰かを笑わせることで楽しさを覚えたり、もしくはテレビに移るお笑い芸人に憧れて目指しているはずです。
それを洗い出していきましょう。
- 学生の頃から友達を笑わせるのが好きだった
- テレビに出ているお笑い芸人がかっこよかった
- 自分が日常で妄想している内容を実現したい
- 芸能人になって周囲にチヤホヤされたい
- 相方に誘われてから始めた
理由はどうあれ、実際にお笑い芸人になったのは凄いことです。
相当な勇気と覚悟を持っていたことでしょう。
お笑い芸人の中に最も多いのが「人を楽しませることが快感」といった人が多いかと思います。
しかし、少し目線を変えると、「人を楽しませること」ってお笑い芸人だけじゃなくてもできるのではないでしょうか?
人が面白いとつい笑ってしまうフリとオチ、間とテンポがは何度も舞台を経験しているアナタには他の会社員にはない強力な武器です。
会社員として働きながら、例えばお客さんを楽しませることは多くの職種で体験できます。
①いつ芸人を目指そうと思ったのか
なぜ?の部分については先ほど洗い出しました。
次は「いつ」を洗い出しましょう。
多くのお笑い芸人が学生で進路を決めるころだと思います。
それって、結論、将来を誰よりも真剣に考えたからこそ、決めることができた「夢」ですよね?
アナタは自分の将来を真剣に考えて、夢を決めることができました。
今よりももっと若い時代に。
そして、いま、お笑い芸人を続けようか、辞めようか真剣に悩んでいます。
あの時、お笑い芸人になることを考えた昔のアナタが、今のアナタに問いかけています。
「〇年後のオレ、売れているか?」
これを聞いて、「悔しい!早く売れてやる!」と思った方はまだまだお笑いの炎が消えていないのでぜひとも続けてください。
一方で、何も返す言葉がなかった方、謝罪してしまった方は辞めることをおススメします。
大前提として、お笑い芸人を辞めることはマイナスではありません。
辞めた後にアナタがどうなっているかが最も重要です。
だからこそ、僕はお笑い芸人を続けることも、辞めることもおススメしますし、アナタの判断には否定もしません。
決断してからが重要なんです。
②なぜ、これまでお笑い芸人を続けてきたのか
一通り、これからどうするのかの判断がついたら、次はここまでお笑い芸人を続けてこれた理由を考えてみましょう。
- 笑ってくれるお客さんやファンがいたから
- 仲間の芸人が面白いと言ってくれている
- お世話になった先輩や両親に恩返しがしたい
- 応援してくれている地元の知り合いの期待に応えたい
- 辞めるタイミングを失った
アナタがお笑い芸人を続けてきたのはどんな理由がありますか?
きっと、1人じゃなかったはずです。
お笑い芸人は1人では成り立ちません。
たとえピン芸人で舞台上で1人だったとしても、周囲にはお客さんやファン、芸人仲間、支えてくれた家族がいたはずです。
辞めるのであれば、「彼らを裏切ってしまった」とは決して思わないでください。
アナタが真剣に考えて出した決断です。
きっとどんな道でも応援してくれるでしょう。
③すべての仕事は誰かの役に立っている
お笑い芸人を辞めたとして、どんな仕事につこうとも、きっと誰かの役に立っているはずです。
アナタが仕事をすることで幸せになる人がいます。
就職したら労働の対価として会社から賃金をもらうことになりますが、あなたが労働したことによって会社や会社のお客さんが幸せになっています。
これからたくさんの人や組織を幸せにできるチャンスです。
実はこれってお笑い芸人でも「人を楽しませる」に共通していませんか?
アナタがどんな形であれ労働して幸せになる人、労働で得た給料を使うことで幸せになる人がいます。
これから社会の役に立つことに自信と誇りを持って就職活動に挑みましょう。
まとめ
ボリュームが多くなったので前編と後編に分けて紹介しました。
今回のテーマは「お笑い芸人を続けるか辞めるか」の究極の選択肢についての前編を解説しました。
前編の内容をまとめると以下になります。
お笑い芸人を続けるか、辞めるか、悩んだときに考えたいこと
①まずは今までの自分を褒めて自分を認める
②辞めようとした理由を全て洗い出して頭をクリティカルにする
③辞めようと思った理由にランクをつけていく
「なぜ?お笑い芸人になったのか?」を振り返ってみる
①いつ?芸人を目指そうと思ったのかを振り返ることで原点に帰る
②なぜ、これまでお笑い芸人を続けてきたのかを考えて周囲の人への感謝の気持ちを持つ
③すべての仕事は誰かの役に立っているを考えることでお笑い芸人と他の仕事の共通点を見つける
いかがでしたでしょうか。
これまでの人生、アナタにしか経験できなかったことは大きな財産です。
その財産をこれからの人生で役に立てる方法を一緒に考えていきましょう。
アナタがこれから楽しく幸せな人生を送れますように。
これからよろしくお願いします。
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後編はコチラ。