どうも。
元お笑い芸人の神谷(カミヤ)と申します。
現在、東証一部上場企業にてWebマーケティングの仕事をしております。
このサイトでは僕の経験も踏まえて、お笑い芸人や役者、ミュージシャンなど芸能界で活動していたけど、辞めた後にどうすればいいか悩んでいるアナタの道しるべになるような記事を投稿しております。
新しい人生へ大きく一歩踏み出す、いわばアナタの応援隊長として、アナタが新たな幸せを手に入れられるまで、できる限りブログという形でご支援できればと思います。
今回は経歴なしのお笑い芸人がキャリアを形成していく上で重要なことをまとめました。
量が多いので前編と後編で分けています。
この記事では、
- そもそもキャリア形成とはなにか
- なぜキャリア形成が必要なのか
- キャリアは売れているお笑い芸人も持っている
など、具体的にキャリアを形成していく話ではなく、
そもそも論としてキャリアに関して重要な考え方について解説していきます。
ここの前提の考えが間違えていると、本来は最短で歩めたゴールを間違えてしまい、余計な遠回りや不正解を正解と誤って判断してしまうリスクがあります。
なので、今回はそもそもキャリアとは?といった前提の話からやってまいります。
キャリアとはなにか
芸能界に長くいると「キャリア」という言葉自体に馴染みがないかもしれません。
しかし、会社員で働き始めると絶対と言っていいほど「キャリア」を考える場面に遭遇します。
もしかしたら、「キャリア」という言葉自体は、ニュースやドラマで「キャリア官僚」や「キャリア組」など聞いたことがあるかのではないかと思います。
有名な言葉では踊る大捜査線で「キャリア組」の室井慎次(柳葉敏郎)と「ノンキャリア組」の青島俊作(織田裕二)の対比で使われたりします。
では、そもそもキャリアとは何か?
聞いたことがあるけど具体的にどういったものなのか?
厚生労働省から引用するとキャリアは以下の通りです。
「キャリア」とは、過去から将来の長期にわたる職務経験やこれに伴う計画的な能力開発の連鎖を指すものです。「職業生涯」や「職務経歴」などと訳されます。
※引用:平成14年7月、厚生労働省「キャリア形成を支援する労働市場政策研究会」報告書
つまり、簡単に言うと過去の仕事内容や所属していた会社歴などです。
ただ、お笑い芸人だったら事務所を転々とするわけではないのでイメージしづらいかもしれません。
お笑い芸人だったら過去の仕事内容をイメージするとわかりやすいと思います。
例えば、ゴールデン番組のレギュラーを持っていたらその番組が終了したとしても次もどこからのゴールデン番組に呼ばれる可能性が高くなります。
加藤浩次さんがわかりやすいキャリアを歩んでいますね。
なかなか真似はできませんが。
- 極楽とんぼでデビュー
- めちゃイケでレギュラー
- めちゃイケがゴールデン進出
- バラエティ番組で活躍
- ドラマ出演多数
- 日曜朝の経済番組MC
- 平日朝の情報番組MC
お笑いもできる、ドラマもできる、情報番組MCもできる。
お笑い芸人でも独自の路線でキャリアを築き上げてきたので、他のお笑い芸人と差別化ができ、次に始まる番組も「加藤浩次だから任せたい」といったものになる可能性が高いです。
なぜキャリアを考える必要があるのか
では、そのようなキャリアをそもそも考える必要があるのか。
以下、3つが考えられます。
①アナタの才能が埋もれてしまう可能性がある
②真剣にキャリアを考えている会社員は少ないので差別化できるチャンス
③考えるだけでも仕事の質が激変する
①アナタの才能が埋もれてしまう可能性がある
実際に仕事をやってみないとわかりませんが、アナタは必ずなんらかの才能を持っているはずです。
キャリアを考えずに、ただ漠然と目の前の仕事をこなすだけだと、その才能が発揮されないで会社員人生が終了したり、本当だったらもっと上を目指せるのにも関わらず雑用ばかりで、仕事の本当の楽しさを知らずに人生を無駄に過ごしてしまう可能性があります。
せっかく大好きなお笑い芸人を辞めて会社員になったので、最大限に会社員を楽しんでほしいというのが私の願いです。
②真剣にキャリアを考えている会社員は少ないので差別化できるチャンス
会社員ではキャリアに関して考える場面が必ずといっていいほど直面します。
例えば昇格や昇給するかの評価面談など。
将来的に「自分がどうなりたいか」を考える必要があります。
しかし、多くの会社員はその場しのぎのキャリアを考えて終了します。
「上司に言われたから、、、」
「他の人がやっているから、、、」
そういった理由でキャリアを付け焼き刃で考えている人が多いんです。
嘘みたいな話ですが、多くの会社員は真剣にキャリアを考えていません。
しかし、逆にこれはチャンスです。
多くの会社員が真剣にキャリアを考えていないからこそ、これから働くアナタがキャリアを真剣に考えて仕事を続けていけば同じ1年でも質が劇的に変わります。
例えば、M-1グランプリやキングオブコントを本気で優勝するコンビに比べて、3回戦進出を目指すコンビだと、ライブの1回の質が大きく変わり、自分たちが視ている視野も違うはずです。
会社員もこれと同じです。
さらに会社員の場合は、「3回戦まで進む」といった目標すら立てていません。
ただ、目の前の仕事を漠然とこなしている人が多くいます。
もちろん、真剣に考えたキャリアを実現するために努力を重ねている人も少数ですがいるのは事実です。
絶対に多くの会社員に埋もれないこと。
自分が目指したい道を定めて他と同じようにならないことが重要です。
③考えるだけでも仕事の質が激変する
先ほども述べたとおり、キャリアを真剣に考えると同じ時間でも仕事の質が激変します。
例えば、営業目標を掲げられても、
- 「営業目標を達成する」ことが目標のAさん、
- 「将来は部長職に昇進するために営業目標の達成は必須」のBさん、
この2人だとBさんの方が目標を達成する可能性は高いです。
仕事をその場しのぎの点で捉えるのではなく、その仕事が将来の自分のキャリア実現に向けてどのように役立つのかを考え抜く癖をつけていきましょう。
最初のうちはなかなか思うように行かないで、将来の目標と今の自分とのギャップに苦しみ、諦めそうになるかもしれません。
しかし、考え続ける癖はやがて積み重なることで高くなり、これまで見ることができなかった景色を見せてくれるはずです。
ソフトバンクの孫正義は最初から中小企業の小金持ち社長なんか目指してはいません。
常に世界と戦うために着々と実績を積み重ねています。
孫正義になれなくても、志を真似することはできるはずです。
まとめ
冒頭でも述べたとおり、お笑い芸人だとキャリアについて考えることもないので、非常にイメージしづらい内容かもしれません。
しかし、すでに働く多くの会社員と差別化を図り、アナタの才能が十分に発揮できる仕事を実現させるためにはキャリアを考えて実現していくことが一番の近道となるでしょう。
今回述べた内容はあくまでもキャリアの考え方の概念でしかありません。
次回は具体的に「どのようにキャリアを形成していくのか」について述べていきます。
売れているお笑い芸人、有名な社長もそうですが、夜に出る前は誰も知らない1人の日本人でした。
高い志を持ち続け、常に限界に挑戦しながら期待に答えていくことで実現したい目標に近づいて行きました。
まずはキャリアについて自分なりに考えてみること。
どんな内容でも構いません。
自分で考えることが重要です。
きっとうまく行きます。
ともに頑張りましょう。