どうも。
元お笑い芸人の神谷(カミヤ)と申します。
現在、東証一部上場企業にてWebマーケティングの仕事をしております。
このサイトでは僕の経験も踏まえて、お笑い芸人や役者、ミュージシャンなど芸能界で活動していたけど、辞めた後にどうすればいいか悩んでいるアナタの道しるべになるような記事を投稿しております。
新しい人生へ大きく一歩踏み出す、いわばアナタの応援隊長として、アナタが新たな幸せを手に入れられるまで、できる限りブログという形でご支援できればと思います。
今回は「職歴なし」のお笑い芸人がいざ就職する際に、過去のお笑い芸人のスキルを活かせそうな仕事を紹介していきます。
ただし、職種と言っても様々な職種があるので一定の条件をつけてご紹介します。
このブログ自体が「職歴なしのお笑い芸人が会社員になるためには」を大きなテーマとしているので、「お笑い芸人の経験があるから役者がおすすめ!」なんて馬鹿げた話をしないために。
条件①:会社員として働く職業
条件②:専門学校や資格取得が不要ですぐに就職できそうな職業
条件③:どの求人サイトにも掲載されている職業
この3つを条件にします。
営業職
これは元お笑い芸人だとマストと言っていいほどおすすめです。
ただ、営業職というと、「好きでもないのに頭を下げてばかりで顧客の言いなりになって面倒くさそう」といったネガティブなイメージを持たれがちです。
しかし、僕も経験がありますが、営業職はお客様に喜んでいただいたり、難しい案件を受注して上手くゴールまでたどり着けた際の気持ちよさは他に変えられません。
まさに企業にとっての花形職、企業にとっての顔です。
さらに、営業のスキルは他の仕事でも汎用性が高いものが多く、新入社員の研修で最初に営業を経験させる企業も少なくありません。
- メールや電話対応
- 顧客とのコミュニケーション
- 提案力
- 目標達成へのマインド
など、他の職種でも活かせる要素が多くあります。
お笑い芸人の経験と親和性が高いスキルといえば、
- 客前でネタを披露した度胸や声量
- コミュニケーション力
- 相手の空気を読み取る力
このあたりがマッチするでしょう。
経験したことがない職業であり会社員のため、最初のうちは戸惑うことが多く出てきますが、コツさえ掴めば一気に突き抜けられます。
現に元お笑い芸人の方で営業職として就職して大活躍されている方を多く知っています。
非常におすすめの職業です。
カスタマーサクセス
最近、耳にし始めた日本では割と新しい職種です。
直訳すると、
カスタマー=顧客
サクセス=成功
になります。
よく混同しがちなのが「カスタマーサポート」です。
しかし実際は少し違います。
カスタマーサクセスとカスタマーサポートの違い
カスタマーサクセスの目的:お客様の本質的な課題を解決する
カスタマーサポートの目的:お客様の困っていることをサポートする
一見、似ているようで少し違います。
みなさんが普段、クレジットカードや携帯電話の支払いなどで困った際に電話やメールで問い合わせるのは「カスタマーサポート」になります。
彼らがアナタの困っていることを解消してくれるはずです。
これに対し、カスタマーサクセスはプラスで顧客が快適に利用できる方法を提示してくれます。
顧客自身が見えないところまでおすすめできそうな要素を提示して、顧客の満足度を上げることがカスタマーサクセスの醍醐味です。
最近ではSaaSと言われる月額課金制のサービスでカスタマーサクセスは活躍しています。
月額課金制だと顧客にとっては1回に支払う料金は少額で済みますが、その分、企業側からすると解約されるリスクが発生します。
そこを食い止めるのがカスタマーサクセスです。
解約させないために、まだ顧客が使いこなせていない機能やサービスを提案します。
営業職と同じように汎用的なスキルを得ることができます。
- メールや電話対応
- 顧客とのコミュニケーション
- 提案力
基本的に顧客とやり取りをするので営業職と同様に、
- 客前でネタを披露した度胸や声量
- コミュニケーション力
- 相手の空気を読み取る力
これら芸人で得たスキルを活用することができます。
営業職の細分化
先ほど営業職をおすすめとしましたが、近年では営業職を目的別に細分化する企業が増えてきました。
例えば、インサイドセールスという職業。
端的に言えばアポ取りです。
- 自社のサービスにマッチした顧客か
- 最初は興味が全くなくてもトークでニーズを引き出して興味をもたせられるか
- いかに効率よく質の高いアポを取れるか
これらが重要になってきます。
ここ3年あたりから注目され始めた職業ので、まだまだ第一人者になれるチャンスです。
いわゆる営業職ですが、未だにインサイドセールスで有名な元お笑い芸人は聞いたことがありません。
その地位を確立することが目的ではありませんが、アタナの可能性を広げるための発想の1つとして認識しておくのもいいかもしれません。
インサイドセールスと対比の職業がフィールドセールスです。
これは皆さんがイメージする営業職に近しいかもしれません。
いわゆる、顧客に会って商談して受注する営業職です。
インサイドセールスがアポを取って、フィールドセールスに渡します。
この連携を確立さようとしている組織が増えてきました。
もちろん大前提としてやってみないとわかりませんが、
- アポを取ることが得意か(インサイドセールス)
- 顧客と会って商談するのが得意か(フィールドセールス)
いずれにせよお笑い芸人の経験なら必ず生きてくるはずです。
注意点
営業職を中心に元お笑い芸人におすすめの職種を紹介して参りました。
ただし、1つネックとなるのがマインドです。
例えば、営業でいくら売上を立てても給与はおよそ確定しています。
会社によってはインセンティブが発生するところもありますが、お笑い芸人みたいに突然売れて収入が10倍や20倍になることはまずありえません。
特にアルバイト経験が長かったお笑い芸人だと、会社員でも働くことで時給が貰える勘違いして、ある程度の時間内で働けば一定の給料が貰えるといった考えになりがちです。
しかし、会社員は違います。
限られた時間内で決められた目標に向かって売上を立てる必要があります。
しかし、想像してください。
これからアナタはプロの会社員になります。
会社から給料をもらっているので列記としたプロです。
果たしてプロが手を抜いて適当に時間が立てば業務を終了することが許されるでしょうか?
売れているお笑い芸人でも手抜きをすればいずれ仕事はなくなります。
ダウンタウン松本人志さんの好きな言葉で、
「100点は無理かもしれん。でもMAXなら出せるやろ」
という言葉があります。
まさにプロ意識!
松本人志さんは才能がすごいと思われがちですが、365日24時間をお笑いのことに費やしています。
彼のように仕事をするのは難しいかもしれません。
でも一瞬一瞬でMAXは出せるはずです。
これから働くとなった絶対に年下の先輩とか会社にいます。
彼らに馬鹿にされて終っていいですか?
悔しくないですか?
ならば突き抜けましょう。
応援しています。