どうも。
元お笑い芸人の神谷(カミヤ)と申します。
現在、東証一部上場企業にてWebマーケティングの仕事をしております。
このサイトでは僕の経験も踏まえて、お笑い芸人や役者、ミュージシャンなど芸能界で活動していたけど、辞めた後にどうすればいいか悩んでいるアナタの道しるべになるような記事を投稿しております。
新しい人生へ大きく一歩踏み出す、いわばアナタの応援隊長として、アナタが新たな幸せを手に入れられるまで、できる限りブログという形でご支援できればと思います。
前回は「正社員」について概要をお伝えしました。
今回は「正社員のメリット」についてお伝えします。
前回の内容は抽象度が高く、少しイメージしづらい箇所もいくつかあったかもしれません。
しかし、今回は実際に正社員として働いた私の経験、さらに正社員としては働くのは客観的にどうなのかのメリットを調べてきたので紹介します。
正社員のメリット①給与について
よく、アルバイトと正社員を比較した際に言われるのが給与の問題です。
現在(2021年3月時点)の東京都の最低賃金は\1,013です。
いま、アルバイトをされている方であれば、業種にもよりますが、現在の時給は\1,100~\1,300の間くらいの方が多いのではないでしょうか。
ちなみに、新卒の平均年収は220万円前後と言われています。
ひと月で20万円ほどです。
アルバイトで20万円の収入があるって、けっこう高額ですよね?
もっとわかりやすいように比較をしてみましょう。
アルバイトで20万円の収入を得るためには、約190時間が必要です。
※時給は\1,100で計算
※20万円÷\1,100=約190時間
想像してみてください。
これまでにアルバイトで月に190時間も働いていましたか?
さらに会社によっては残業時間が少ないところもあり、特に最近では業務時間を厳しく取り締まる会社も増えてきました。
とある転職サイトの調査では残業時間の平均は月に20~30時間ほどとの結果が発表されております。
さらに、企業によっては残業代が発生するので、正社員で190時間も働くと残業代が支給されます。
法定労働時間という法律では、労働時間は1日8時間、週40時間と定められています。
それを超えるといわゆる「残業時間」としてカウントされます。
結果、同じ労働時間でもアルバイトと正社員では、正社員の方が高いケースが多いです。
さらに、一生のうちにもらえる給与の総額(生涯賃金)は正社員とアルバイトでは2億円も違うと言われています。
※アルバイト:6,000万円~8,000万円
※正社員:2億円~3億円
正社員のメリット②雇用について
正社員は雇用の保証についてもメリットが大きいです。
例えば、アルバイト先の居酒屋チェーン店の売上が落ちて、お店が潰れる際はアルバイトは解雇されますが、正社員は別の店舗に移動となります。
特に、現在のコロナ禍で飲食店でアルバイトされている方は出勤数が減ってきたのではないでしょうか。
このように、アルバイトは簡単にクビを切られます。
しかし、正社員はすぐにクビを切ることはできません。
もちろん、業績悪化で解雇されることもありますが、日本の社会では簡単にクビを切ることができない仕組みになっています。
さらに、会社の保証の面でもメリットが多いです。
例えば、正社員であれば仕事中に怪我をすると「労働災害」として国が補償してくれます。
また、病気をした際は「傷病手当」も補償してくれます。
私も以前、1周間ほど入院したことがあるのですが、「傷病手当」で給与の7割ほどを補償してもらいました。
しかし、アルバイトだと、労災も降りず、入院しても傷病手当はもらえません。
正社員のメリット③社会的信用について
社会的に信用においても、アルバイトよりも正社員の方がメリットは大きいです。
今は減りましたが、ひと昔まえだと、正社員でないとクレジットカードを発行できないカード会社も多く存在していました。
何よりも社会的信用性では、家や自動車のローンが組みづらいという点が挙げられます。
「自分は家や自動車は購入しないから大丈夫」
そう思っているかもしれませんが、賃貸も同様です。
50代や60代になり、引っ越しをしようとして物件を探しても、中高年のフリーターで社会的信用から入居を断られる可能性も高いです。
これは差別ではなく、社会的信用の欠如です。
逆に家主側からすると、このどちらに部屋を貸したいかと言われたら一目瞭然でしょう。
- いつ職がなくなるかわからないアルバイト
- 安定した正社員
さらに、コロナなどの予想外の業績不振で一番最初に減給やクビを切られるのはアルバイトです。
もしかしたら、アナタも経験済みかもしれません。
正社員は最後の最後まで、本当に会社が危ないときにクビを切られます。
それほど日本の社会は正社員を簡単にクビにできません。
もちろん、一生、その職場が安定した業績で存続し続けられる補償もありませんが、アルバイトでいるよりも桁違いで安定しています。
まとめ
今回は正社員で働くメリットを簡単に整理してみました。
簡単に今回の内容をまとめるとコチラ。
・給料が高い
⇒時給換算するとアルバイトよりも正社員の方が給料が高い
⇒生涯賃金がアルバイトと正社員では2億円ほど違う
・雇用について
⇒正社員は簡単にクビにならない
⇒怪我で休職すれば手当が貰える
もちろん企業によっては他にも多くのメリットは存在します。
もし、アナタがお笑い芸人を辞めて、何かやりたいことがない場合は正社員で働くことをおすすめします。
また、やりたいことが明確にあっても、主な収入源を正社員で働く職場で稼ぎながら、やりたいことを目指していくことも考え方としてアリだと思います。
現にここ10年ほど、スマートフォンの登場からインターネットが急激に発展し、正社員で働きながら漫画や作家業をやっている方が増えました。
リスクヘッジに備えておくことは戦略上、賢いやり方です。
長く、太く、やりたいことを続けるためにも安定した収入や雇用を実現できる正社員で働くことをおすすめします。
次回は、正社員のでメリットを紹介します。
前回と今回で正社員のいいことばかりを伝えてきましたが、一方でデメリットもあります。
先に言っておきますが、それらのデメリットを考慮しても正社員で働いた方が良いです。
やりたいことがなくても、「自分ができそうなこと」から挑戦してみましょう。