どうも。
元お笑い芸人の神谷(カミヤ)と申します。
現在、東証一部上場企業にてWebマーケティングの仕事をしております。
このサイトでは僕の経験も踏まえて、お笑い芸人や役者、ミュージシャンなど芸能界で活動していたけど、辞めた後にどうすればいいか悩んでいるアナタの道しるべになるような記事を投稿しております。
新しい人生へ大きく一歩踏み出す、いわばアナタの応援隊長として、アナタが新たな幸せを手に入れられるまで、できる限りブログという形でご支援できればと思います。
今回は「職歴なし」のお笑い芸人が就職する方法についてまとめてみました。
サラリーマンは辛いことばかりじゃない
まず最初に伝えたいことはこちら。
お笑い芸人を始める理由のひとつに、
「サラリーマンみたいな平凡な人生で終わってたまるか」
「社会の歯車みたいなサラリーマン人生は嫌だ」
「サラリーマンなんて社会の奴隷の一部と同じだ」
みたいな考え方を抱いている人もいたかと思います。
その反動で、周囲の同級生とは違う道として、お笑い芸人の道を選んだかたもいるでしょう。
僕もその1人でした。
周囲の人間たちを見て、
「お前らとは違う自由な人生を生きてやる」
そんなことを思っていました。
なのでどうしても、サラリーマンに対してネガティブな印象を抱いてしまします。
しかし、経験してみて感じることは、サラリーマンはそれほど辛いことばかりではありません。
むしろ、いい人が多いです。
もちろん、会社や人によっては救いようのない集団や人もいたりします。
ですが、それはほんのひと握り。
基本的には多くの人がともに助け合い、認めあって成長していく組織が多いです。
それって芸人時代も同じ芸人で経験したことがあるかと思います。
サラリーマンも芸人も同じ人間です。
怖いことはありません。
特別に勇気を出す必要もありません。
意外と働けるものです。
なので、もっとサラリーマンに対して楽に考えてみてください。
逆に、これまで、親や周囲の反対を押し切って、周囲の誰も経験したことがないお笑い芸人の道へ進み、売れない中でアルバイトもして苦しかった経験。
さらに、同級生はあたりまえのように給料やボーナスをもらい、結婚して家を立てて、何不自由なく生活している中で、アナタはファミレスでネタ合わせをしてライブに行ったあとに深夜のアルバイトへ出かける。
アナタの方がものすごくがんばってきました。
本当にすごいことだと思います。
同級生はこんなに辛い経験してないはずです。
逆にもっと勇気を持って良いのではないでしょうか?
アナタは経験がないだけで、本気で働いてみると、すぐに会社の人なんて追い越せるはずです。
現に僕の知り合いの元お笑い芸人の方でトップ営業マンになった人、何社から経て起業した人など、元お笑い芸人で優秀な方は多くいます。
そうなんです。
意外と知られていないんですが元お笑い芸人は優秀な人が多いです。
世間にまだ認知されていないだけで。
そして、粘り強い。
惨めな思いをしながらもしがみついてお笑い芸人を続けてきた精神力。
とても、普通のサラリーマンだと耐えきれません。
アタナは特別な存在です。
なのでもっと自信を持ちましょう。
求人を先に探さない
仕事を探す上で最も注意すべきことは、
すぐに求人を探すこと
です。
仕事を探すのに求人を探したら行けないなんて矛盾していると思いますよね?
いえ、少し違います。
詳しく伝えると、「やりたいことがない状態ですぐに就職先を探すと不幸になる」ということが正しいです。
たとえば、あなたが漫才がやりたくてお笑い芸人の養成所で相方を募集したとします。
そこで、名乗り出てきた人が「シュールなコントをやりたい」と言い出したら意見が食い違いますよね?
それと同じように、何をやりたいのか決まっていない状況で職業を探すのは危険です。
企業側も「こうやって事業を成長させていく!」という明確なビジョンを掲げています。
そこに賛同していない人が入ってくると正直ジャマになります。
それってお互いにとって不幸ですよね?
だからこそ、まずは求人を探すよりも先にやることは、「自分が何をしたいのか?」を見つけることです。
何の仕事をしたいのかなんてすぐに見つからない
アナタはこれからの人生で何をしたいですか?
先ほど述べた内容ですが、これを回答するのは難しいですよね。
今まで本気で取り組んできたお笑い芸人を辞めて、すぐに別のやりたいことなんて見つかるはずがありません。
僕も同じ経験を味わいました。
逆にいうと、いまもサラリーマンとして働いている人でされ、「本当に自分は何がしたいのか?」を見つけ出して働けている人はごくわずかです。
たとえ、働く前段階から「自分は何がやりたいのか?」を見つけだせなくても、働く過程で仕事が好きになったり、興味を持てることを探せたりできています。
つまり、やってみなきゃわからない部分が多いのです。
じゃあ、やりたいことがない人は何をすればいいのか?
まず考えることは、大きく2つ。
- 「自分はどうありたいか?」
- 「どんな人間にはなりたくないか」
この2つです。
では、どのように考えていけば良いのかを次に解説します。
自分の考えの解像度を上げていく
まずは、1つ目の「どうありたいか?」の考え方です。
つまり、人間性の話になります。
働く上で、「どうありたいか?」の答えです。
例えば、
- 気持ちがいい挨拶で他の社員を元気付けたい
- その人がいないところで悪口を言わない
- わからないことは聞く
こんな簡単なことで十分です。
ちなみに、参考までに僕が考えている「どうありたいか?」は以下になります。
- 元気に挨拶をする
- 会社で気づいたゴミを拾う
- 他人の意見は一度受け入れて参考にしてみる
- 常に学ぶ意欲を忘れない
- 人を傷つけない
これだけです。
そして、これらは日々アップデートされていくでしょう。
ただし、自分との約束でこれらは必ず守るようにしましょう。
では、次に「どんな人間になりたくないか?」の考え方についてです。
これも、「どうありたいか?」の考え方と同じです。
例えば、
- 人を平気で傷つける
- 嫌なことを顔に出す
- すぐに諦める
など、ざっとでいいので書き出してみてください。
これらは別にいま考えたことではなくても、これまでの人生でアナタが当たり前のようにやってきたことかもしれません。
それが、アナタの人間性を築くポリシーになります。
ちなみに、こちらも参考までに僕が考えている「どんな人間になりたくないか?」です。
- 無神経に人を傷つける
- 成長行く欲を失って現状維持を目指す
- 他人の人間性を否定する
- 「ありがとう」「ごめんなさい」を言えない
- 思考停止で考えることをやめる
すごく単純でわかりやすいですよね?
そして、決して難しいことではなく、普段から皆さんが当たり前に感じていることかもしれません。
しかし、このように、自分の考えや当たり前に取り組んでいることを見える化することが、これからのアナタの軸を作り上げるポリシーになります。
これらを守っていくことで「自分はこういう人間だ!」と胸を張って言えるはずです。
そして、同じような考えを持つ人が多く集まる人がいる会社をすぐに見つけ出すことができます。
まとめ
いま、過去最高に転職がしやすい「大転職時代」です。
転職サイトだけではなく、SNSでも積極的に転職活動を行っている人や会社も多く存在し、「3年は頑張って勤める」という、これまでの常識が一気に古臭く昔の考えになりました。
その大転職時代で企業側はミスマッチをなくすべく、求めている人材にスキルはもちろん、「自分たちの理念やビジョンに共感できるか」を特に重要視しています。
働く人も企業も、働くことに意味を求めている時代に突入しました。
「なぜ働くのか?」
「なぜその会社で働くのか?」
「その会社で働くことで何が得られるのか?」
これらを考えるためにも、まず取り組むべきことは「自分を知ること」です。
自分を向き合い、アナタにあった仕事先が見つかることを祈っています。